下記を前提として、Youtubeの音楽を聴きたい人がいるようです。
➊.携帯でWiFiもモバイルデータ通信も使わない、オフラインで再生する。
➋.ホームに戻っても、バックグラウンドで再生する。
それに対して、YouTube PremiumというYouTubeの有料サービスに加入すれば問題が簡単に解消されます。ただ、基本料金は月額1,180円(税込)で、解約したらダウンロードした曲が全部消えて聞けなくなるわけで、多分要望に合うのではないでしょうか。
今回の記事では、YouTubeプレミアム以外で、YouTubeから音楽をダウンロードするアプリを紹介しましょう。
(1)iPhoneとAndroid向けYouTube音楽ダウンロードアプリ
1.YouTube音楽ダウンロードアプリが使えなくなった現状
iPhoneやAndroidスマホだけでYouTubeから音楽をダウンロードすると言えば、「Clipbox」アプリが定番中の定番でしょう。
ところが、このアプリに搭載したYouTubeダウンロード機能は著作権などで法律に引っかかるので、2018年6月から、アップルのApp Storeでも、Google Playでも、Clipboxのアプリが無くなり今後の予定もないようです。
その後、新しくリリースされたClipbox+はダウンロード出来ないメディアプレーヤーみたいなものになってしまいました。
実に、Clipboxに限らず、どの動画ダウンロードアプリ(Mixdataも含め)を用いてもYouTubeの動画はダウンロード出来ないはずです。原則として、仮に出来たらアウトです。
もちろん、脱獄とかすればできるのかもしれないが、手間がかかり面倒で、そこまでする必要はないと思います。
それより、一番手っ取り早い解決方法として、
➊.オンラインサイトでYouTube音楽をダウンロードする。
➋.録画でYouTube動画を保存してから、音声だけを抽出する。
2.YouTube音楽ダウンロードオンラインサイト
➊.Offliberty
公式サイト:http://offliberty.io/
Offlibertyは海外オンラインサイトで、PCはもちろん、iPhoneとAndroidの環境でも対応できます。英語しか使えないが、悪質な広告もなく、クリーンなサイトで人気があります。
YouTube動画をそのままダウンロードするか、もしくは動画から音源を抽出して音源だけをダウンロードすることが簡単にできます。音質に深く関するビットレートの数値を最高320 kbpsに調節することができます。
➋.Y2mate.com
公式サイト:https://www.y2mate.com/en31/youtube-mp3
Y2mate.comも海外サイトです。英語で表記されているので見にくいが、アイコンをクリックしていけば簡単にできます。YoutubeをMP3へ変換する専用のページを用意しているため、音源だけを保存したい方にとってちょうどいいです。
また、無劣化な音質を得られるように、音楽のビットレートを最高320 kbpsに指定することができます。ただ、公式ページで広告がいっぱいなので、ウザい・鬱陶しいという気がします。
❸.Keepvid
公式サイト:https://keepvid.com/video-converter.html
Keepvidは同様に海外サイトです。そもそも、YouTubeなどの動画サイトでのダウンロードに特化したが、いま、基本的な動画編集機能も揃っていきます。
そのためなのか、ダウンロード機能の弱さが感じられます。あくまでも、上記2つのオンラインサイトの補充手段として使ったほうがいいです。
3.録画でYouTube動画を保存してから、音声だけを抽出する
iOS11以降を搭載したアイフォンにも、ハイエンドなアンドロイドスマホやタブレットにも、録画機能(アプリ)が標準搭載されました。
まず、この録画機能で、ダウンロードしたいYouTube動画を録画して保存します。そして、無料なMP3変換アプリを利用して、ダウンロードした動画をMP3に変換すればOKです。
無料なMP3変換アプリって、アップルのApp Storeからも、Google Playからもあまり苦戦せず容易に見つかることができます。私が知っている限り、以下のものがおすすめします。
❶.動画からmp3(Android)
➋.オーディオコンバータ(Android)
❸.TubeMate YouTube Downloader(Android&iPhone)
❹.Easy MP3 Converter(iPhone)
➎.音声抽出(iPhone)
ちなみに、Android 版のTubeMate YouTube Downloaderだと、Google Play以外第三者のサイトからダウンロードした.apkファイルは、YouTubeダウンロード機能が使えます。
(2)パソコン向けYouTube音楽ダウンロードアプリ
パソコンの上で、YouTube音楽をダウンロードするには様々なアプリが存在します。その中に有料なものもあるが、単純なダウンロードって無料アプリでも十分できます。
私が使用した範囲内では、無料で使いやすいものといえば、「VideoProc」、「Craving Explorer」、「FFmpeg」、「youtube-dl」、が挙げられます。
「VideoProc」、「Craving Explorer」は、GUIアプリとして、ユーザーが操作しやすい・使いやすいインターフェースを搭載するため、完全初心者の方におすすめします。
使い方も大体同様で、YouTube 動画のURLをコピペするだけでダウンロードができます。以下の「VideoProc」を利用して、YouTubeから音楽をダウンロードする操作手順を説明します。
step1:VideoProcを起動して、トップ画面で「ダウンロード」アイコンをクリックする。
step2:画面上部にある「音楽追加」を選択して、ダウンロードしたいYouTube音楽のURLをコピペし、「分析」をクリックするとそのURL情報の分析が始まります。
step3:分析が終了したら、保存できる音楽の形式が一覧で表示されるので、特に要求がなければ「MP3」を選択すればいいです。
step4:「選ばれた動画をダウンロードする」⇒画面右下の「Download now」をクリックするとダウンロードが始まります。
一方、「FFmpeg」、「youtube-dl」は、ユーザーインターフェースを持っていないCUIプログラムなので、毎回コマンドを打つことで実行します。
初心者にとってハードルが少し高くて、パソコン機械の熟練者なら挑戦してもいいです。YouTube音楽をダウンロードするに使うコマンドの基本構文は以下のように、
ffmpeg -i “https://www.youtube.com/watch?v=ZmlWoC1epT0” output.mp3
outputは出力音源ファイルの名前で任意に変更することができます。また、mp3は出力ファイルの形式で、目的に合ってm4a、aac、ac3、wav、flac等に指定するのも構いません。
要するに、FFmpegはかなり高機能で、色々出来るだけど、オプションが慣れないとわからないですね。
(3)YouTube音楽をダウンロードするに注意すべきこと
1.違法性の問題
YouTubeプレミアムの有料会員以外で、YouTubeの動画や音楽を保存するのは基本的に違法です。具体的に言えば、
➊.まず、YouTubeの利用規約に違反する。
“お客様は、「ダウンロード」または同様のリンクが本コンテンツについて本サービス上でYouTubeにより表示されている場合を除き、いかなる本コンテンツもダウンロードしてはなりません。”
➋.また、著作権法に違反する。
ダウンロードしたYouTube音楽を”個人で楽しむ”であっても原則として著作権侵害になります。さらに、ダウンロードしたものを使って荒稼ぎを企んだり、違法にアップロードしたら、刑事罰の対象になります。
2.安全性の問題
YouTube音楽ダウンロードアプリって、大体違法性のあるものなので、ウイルスに感染する危険性があります。それにより、詐欺やら、個人情報抜き取りやらというヤバいことが発生しやすいです。
3.アピール
YouTube音楽の違法な無料ダウンロードは著作権者に多大な影響を与えます。無料でダウンロードすることによってアーティストに入るお金が減るほか、モチベーションの低下にもつながります。
本当にその曲が好きなら、アーティストを応援する意味合いも込めてお金を払って購入してはどうでしょうか。
例えば、CDを購入したり、有料な音楽配信サービス(Apple Music、Spotify、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimited、YouTube Musicなど)の会員になったりするのがおすすめします。